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2026/06/20

飲食店は売り手市場の採用難で有名な業界のひとつですが、離職率が高いことでも有名です。
「学生アルバイトは忍耐力がないからすぐ辞める」「責任感がないアルバイトなんて願い下げだ」と問題から目をそらしているだけでは、状況は改善しません。
同じ飲食店のなかにも、アルバイトが活き活きと楽しそうに働き、長く続けているお店はあります。
アルバイトがすぐ辞めてしまう飲食店とそうでない飲食店では、なにが違うのでしょうか?
今回は、アルバイトがすぐ辞めてしまう飲食店が受けるダメージや、辞めたいと考えさせてしまう理由、続けたいと思ってもらうための方法を詳しくご紹介します。
目次
アルバイトを雇うことにはかなりのコストが必要です。
・採用のためのコスト
・受け入れにあたりかかる準備コスト
・研修時にかかる時給
・研修にあたる人の時給
新人アルバイトに業務を教えている間、教える側はまともに業務にあたることができないでしょう。
新人アルバイトは時間をかけて業務を覚え、やっと働けるようになったところですぐに辞めてしまうとなれば、飲食店側としては大赤字です。
これを繰り返すほど職場環境は安定せず、結果として売り上げが伸びなくなります。
アルバイトが安定しているかどうかは、経営状況の安定にも直結すると言っても過言ではありません。
アルバイトがすぐに辞める、という状況が続いているなら、問題はアルバイト側ではなく雇う側にあるかもしれません。
いそがしいから・どうせすぐに辞めるから・という理由で教育をおこたっていないでしょうか?
教育が不足した結果、アルバイトは「放置されている」「なにをしていいかわからない」という状態が続いていることがあります。
なにをすればいいのかわからない、わからないことだらけだから動けない、という状況は、アルバイトにとって不安な時間であり、心理的負担になるものです。
働き方を教えてもらえていないのに邪険にされている、という感覚になりやすく、居心地の悪さにつながります。
自分から質問をして、仕事をしようとするアルバイトばかりではありません。
いそがしそうにしている人を引き留めて、仕事を教えてほしいと言う勇気は出ないのが自然でしょう。
「なんどでも同じことを聞いていいから、少しずつわかるようになっていってね」と言えるだけの余裕を持てるのが一番です。
自覚なしでハラスメントをしてしまっていないでしょうか?
「またこんなミスしたの?」「こんなにシフト入れないの?」などの言葉を、アルバイトに投げつけていないでしょうか?
それがたとえ冗談のようなノリで言っているつもりでも、アルバイトの立場になるときつい、というケースは珍しくありません。
プライベートの話をさせようとすること、給料の出ない集まりを求めること、執拗に意見を取り入れようとすることなど、良かれと思っていたことも裏目に出ることも。
仲良くなることと、慣れ慣れしくすることは異なります。
指導をすることと、モラルのない発言をすることは異なります。
職場での言動を改めて見直してみるといいかもしれません。
一部のアルバイト、あるいは派遣や契約社員は長く働いているものの、その他の人たちはすぐに辞めていく、という状況もあるでしょう。
この場合、古参メンバーによる圧が原因かもしれません。
いじわるをしている、などの問題とは反対に、古参メンバーどうしが仲良いからこそ仲間に入れず居心地が悪い、というケースもあります。
メンバー同士が仲が良いほど、辞めづらくなるというのは事実でしょう。
だからといって、古参メンバーと新メンバーを無理やり仲良くさせようとするのは、かえって「バイトに行きづらい」という状況を加速させてしまうことがあります。
アルバイトが辞めないためには、環境づくりを徹底することが大切です。
「学校よりもバイト先のほうが居心地がいい」「バイト中心の生活が楽しい」このように感じるアルバイトが増えれば、すぐ辞める人は減っていくでしょう。
アルバイトを単なる「お金を稼ぐための手段」と考えている人にとって、飲食店のバイト先にこだわる必要がありません。
効率的に稼げる環境ほど魅力的であり、心身への負担が少ないほど好まれます。
一方でアルバイトに居心地の良さを感じてもらえさえすれば、他ではなくこの職場を選んでもらえる理由になるはずです。
売り手市場の現代、アルバイトとしては働き先が選び放題の状況です。
嫌なら辞めて次を探せば、すぐに見つかるという状況であれば、条件が悪い職場で我慢を続ける理由がありません。
特に学生であればアルバイト先の条件を友人どうしで共有することもあり、「そっちのバイト先のほうが条件いいから、そっちにいこうかな」ということも起こうるでしょう。
・まかないが出ない
・まかないにお金がかかる
・残業代が出ない
・給料が悪い
・シフトの融通が効かない
このような状況のバイト先であれば不満もたまり、より良い環境を求めて新しい職場を探す人が出るのも不思議ではないです。
飲食店側は常に、アルバイトから選ばれる職場環境を整えなければならないことを意識しましょう。
しっかり働いてもらうことで売り上げを伸ばしたいからといって、規則を厳しくしすぎていませんか?
特に学生はアルバイトのほかに、学業と遊びの時間も大切にしていることがほとんどです。
場合によっては就活も念頭におきながらアルバイトをしている人もいるでしょう。
アルバイトにとって、規則が厳しすぎるというのは生活が苦しくなる原因になります。
飲食店としては、アルバイトに責任を持って働いてほしいと思っているかもしれませんが、アルバイトとしてはもっと気楽にお金が稼ぎたいと考えることがほとんど。
あくまで本就職までの繋ぎとしか考えていないからこそ、融通の効くバイト先であるほど続けやすいのが現実です。
たとえばシフトを2ヶ月も前に提出しなければいけないとか、休みを思うようにとらせてもらえないとか、急にシフトが削られる・増やされるなどという環境は負担になります。
アルバイトのプライベートを尊重したうえで、規則を考えなおすべきかもしれません。
アルバイトが辞めすぎるから、アルバイトが成長しないから、と言い訳を重ねた結果、アルバイトに給料が払えず家賃や水道光熱費も滞納している飲食店は、潮時かもしれません。
黒字を安定させられない理由がアルバイト以外にあることは、自覚している経営者さんが多いはずです。
うまくいく飲食店がある一方で、なぜ経営が安定していないのかを改めて考えなおしてみてはいかがでしょうか。
アルバイトがすぐに辞める状況が続いており、経営もうまくいっていないというのであれば、無理にお店を開き続けても回復できないところまで来ているのかもしれません。
とはいえ閉店をするとしても閉店費用がかかるので、さらに赤字が大きくなる覚悟も必要です。
弊社では、飲食店舗を居抜き物件として買い取りをすることで、経営者が次のステップへ進むお手伝いをしております。
居抜き売却を検討している方はもちろん、居抜き売却に関するご質問がある方は、お気軽にご相談ください。









