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2024/06/24
飲食店の居抜き物件買取業者である弊社では、「お店として結果を残して、高値で店舗を売り手放したい」と相談をいただくことがあります。
そこで、「波に乗っている飲食店は、どんな特徴がありますか?」とご質問をいただくことも多いです。
波に乗れるお店とそうでないお店には、どこかに差がうまれているものです。
結論、人気が出るためにプラスの努力をすることも大切ですが、人気の出ないお店を作っている原因を探ることも重要でしょう。
▼この記事でわかること
・波に乗っている飲食店の特徴とは?
・繁盛するお店とそうでないお店の違いとは?
・閉店は余裕を持って視野に入れるべき理由とは?
この記事では、何をやっても波に乗れないという飲食店の原因や、改善策を具体的にご紹介します。
目次
何をやっても波に乗れない飲食店と、すぐに波に乗って大成功をおさめる飲食店は、施策の質に大きな差があります。
具体的には、波に乗る飲食店は繁盛させるために、下記のような取り組みをおこなっていることが多いです。
①コンセプトが確立している
②集客を効果的に行なっている
③話題になるメニューを用意している
それぞれの取り組みのコツを、詳しくご紹介します。
波に乗ることができる飲食店にはかならず、確立したコンセプトがあります。
一方で失敗例に多いのは「誰にでも来てもらいやすい、雰囲気の良いお店にすれば、いろんなお客さんが来てくれるのでは?」という発想でコンセプトをゆらがせてしまうパターンです。
「誰にでも来てほしい、雰囲気の良いお店」というコンセプトでは、誰の心にも刺さらない、どこにでもありそうなお店になってしまいます。
コンセプトの考え方の基本としては、たとえば「5W1H」に沿って考えてみるのがおすすめです。
・何を(What):どんな飲食物を売るのか
・誰に(Who):ターゲット層や来店人数
・どこで(Where):どんな立地、どのような人が多く住むエリア
・いつ(When):どのような時間帯や機会に来るのか
・なぜ(Why):どういう目的で来るのか
・どのように(How):どうサービスを提供するのか
上記のような部分を見える化していくことで、理想の店舗ができあがっていくはずです。
なにも特出していない飲食店ではなく、お客様が来訪したいと思うようなコンセプトを作ってみてください。
集客を効果的におこなう、というのは、お店のターゲット層にちゃんと情報を届け認知してもらうために適切な行動をおこなえている、ということです。
たとえば、SNSなどのメディアを活用する集客は、近年では王道と言えます。
とはいえ、なにも考えずに宣伝だけを垂れ流していても効果はありません。
どのような人に、どうすれば自分のお店の魅力が伝わるのかを考えていきましょう。
たとえば、お店に来てくれた人にはインスタのフォローをうながし、フォローしてくれた人を対象に小デザートを1つサービスするなど、アイディアが問われる部分です。
特に最近の若者は、InstagramやX(旧Twitter)で情報を集めている傾向があります。
幅広い人に存在を知ってもらうためには、ユーザーの目があるところに露出する必要があるでしょう。
話題性のあるメニューを考えておくことで、お客様が自然と周りに話をして、宣伝効果が生み出されることがあります。
「あそこのランチがおいしくて安いからおすすめだよ!」
「ここのデザートがかわいくて写真映えするんだよね」
「ゆっくりできて仕事しやすいカフェだからおすすめだよ」
このように話題になれば、テレビや雑誌などのメディアに露出できるチャンスも到来することがあります。
広告費用を出して宣伝することもできる時代ではありますが、うまく話題になるメニューを作るということは、お客さんたちが広報をしてくれるようなものです。
「このお店といえば!」という看板メニューのほかにも、季節感あるメニューを用意しておくと、お客様がリピートしてくれるようになるはずです。
どうしても波にのれない飲食店には、なにかしらの原因があるものです。
そして、その原因と向き合えていない飲食店は、いつまでたってもお店はうまくいきません。
・家賃が高すぎる
・スタッフに活気がない
・メニューに特徴がない
・ターゲット層が絞れていない
・また行きたいと思う理由がない
たとえば、利益に対して家賃が高すぎる場合には、より家賃をおさえて経営ができる場所を探したほうが良いかもしれません。
スタッフに活気がない場合には、「やる気はあるのか!」と責め立てても良くはなりません。
活気がない根本的な原因はなにかを追求し、改善する必要があるでしょう。
たとえば、給料が低いこと、メンバーが良くないこと、人数が多すぎること、達成感がないことなど…
原因を解決するかたちでやる気になってもらうために、給料アップのための制度を作るほか、メンバーの見直しなど、できることを探していきましょう。
どうしても波に乗れない飲食店は、根本的にお店を構える場所を間違っている可能性があります。
たとえば、周辺の住民や客層とお店のコンセプトがマッチしていなければ、いくらお店の魅力を伸ばしても、ターゲットの客層を呼ぶまでの壁は厚いでしょう。
どうしてもお店の状況が改善しないのであれば、「閉店」を視野に入れることも検討してみるべきかもしれません。
なぜなら閉店にも、大きなコストがかかるからです。
・原状回復による解体費用
・解約予告後の賃料
・リース品の残高料金
・不用品の処理費用
・人件費
特に、原状回復による解体工事としてスケルトン状態に戻さなければならない場合には、1坪あたり5〜10万円ほどの工事費用がかかります。
小さな店舗でも数十万円〜数百万円の解体工事費用がかかるため、閉店にあてる費用がある状態で動きだなさなければなりません。
また、飲食店の解約予告は余裕を持って設定されていることが多く、閉店を決めたからといってすぐに賃料の支払いがなくなるわけではありません。
流行る飲食店とは、一度成功を味わったからといって、そこで足を止めることを知りません。
常に新たな一歩を考えて、周辺環境はもちろん時代全体の流れにも目を光らせています。
「お店の経営をしているけど、どうもうまくいかない…」
「ギリギリ黒字の状態で、売り上げが伸びていかない…」
「このままじゃ赤字が続いちゃう…どうすれば良い?」
どうしてもこのような状況を打破できない場合には、お店を閉めることも視野に入れたほうが良いかもしれません。
弊社では、飲食店の居抜き買取を専門にご対応しております。
「原状回復工事が必要なんだけど、居抜き買取に変更できる?」
「うちの物件を居抜き買取に出したら、いくらで売れる?」
「まだ閉店は未定だけど、居抜き売却をする場合の見積もりをもらえる?」
このようなご質問やご連絡も、多くいただいております。
無料のお見積もりのご希望やご相談があれば、お気軽にご連絡ください。