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2023/12/22
出かけるのもおっくうになる、寒い冬。
それでも外食を楽しみたいという人たちは、あたたかな食事だけでなく、心と体があたたまるようなお店を求めているのではないでしょうか。
特にコロナ禍となり需要が高まったテラス席は、冬場には寒すぎるため、そのままの状態ではお客様も避けたくなるものです。
しかし少し工夫をすれば、お客様が喜んでくれる特等席になることも…!
▼この記事でわかること
・テラス席の上手な活用方法
・冬を迎える飲食店がほどこしたい防寒対策
・お客様に喜ばれるための一工夫
冬場は繁忙期がある一方で、閑散期にもなる季節です。
「しかたない」と諦めず、お客様にあたたまってもらえる空間を用意することが、他のお店との差別化にもつながるでしょう。
この記事では、冬を迎える飲食店がいますぐ取り入れておきたい防寒対策を、詳しくご紹介します。
目次
冬場の飲食店は、冬の寒さを味方に経営することで、じょうずに集客できることがあります。
具体的には、たとえば下記のような対策をおこなうことで、「寒いけど、あえてテラス席でご飯を食べたい」という人も出てくるでしょう。
①パラソルヒーターの設置
②ビニールルームで間切り
③電気ブランケットの貸し出し
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
テーブルの隣にたてておくとあたたかさを感じられる「パラソルヒーター」は、テラス席の雰囲気をよくしつつお客様をあたためてくれるアイテムです。
設置するだけで海外のテラス席のような雰囲気になるので、おしゃれな雰囲気をアップしつつ、あたたかい空気を作り出してくれます。
あたたかい日にテラスに出しておいてもおしゃれなヒーターなので、寒くなれば使う、という汎用性の高いアイテムです。
透明のビニールシートでテラス席にビニールハウスを作るよう、間切りするすることであたたかい空間を作ることができます。
ビニールシートが透明なので視界をさえぎらない一方で、風や冷気はさえぎってくれるので、開放感は保ちつつあたたかい空間が作れます。
テラス席にこたつ席を置く、というのも素敵ですが、もっと気軽に幅広くあたたかい空間を作りたいときにぴったりです。
テラス席は冷えやすいので、電気ブランケットのほうがしっかりあたたかくなっておすすめ。
特に女性は手足が冷えやすいため、ブランケットだけでは寒さを感じてしまいやすく、電気ブランケットがあると安心です。
コンセント式のもの以外にも、USB式のものも売っているので、店舗の形によってあうものを選んでおくと良いでしょう。
ただしブランケットは清潔感も重要なので、定期的に洗濯や消毒をしておく必要があります。
上記でご紹介したもの以外にも、徹底的に「冬に行きたくなるお店」としてお客様をもてなす準備をしておくと良いです。
たとえば、下記のような工夫をしておくと、わざわざ足を運んでも行きたいと思ってくれるお客様が増えるはず。
①冬限定ホットメニューの提供
②ミニスープやホットドリンクサービス
③季節イベント別サービス
なんでもない日にも思い出して、「あそこに行きたいな」と思ってもらえるような場所作りをしてみてはいかがでしょうか。
冬を感じられるメニューを用意することで、「寒くなってきたし、あそこの料理が食べたいな」と思ってもらえるお店が作れます。
「冬を楽しむ」をコンセプトに、ネーミングにもこだわってみるのがおすすめです。
たとえば、下記のようなメニューはいかがでしょうか?
・新鮮野菜たっぷり!心も体もほくほくブリ鍋
・心もほろ酔い!特製スパイスのグリューワイン
・店長厳選!どこよりもうまいホカホカ甘酒
お店のコンセプトとすり合わせながら、メニューと名前を考えてみてはいかがでしょうか。
寒い中わざわざ来店してくれたお客様に、ありがとうの気持ちを込めて、あたたかいウェルカムドリンクを用意してみてはいかがでしょうか。
たとえばエスプレッソ用の容器サイズでも良いので、小さなカップに一杯だけ、手と心あたたまるようなミニスープを提供してみるなど。
「寒いなかお越しくださり、ありがとうございます。お店から感謝の気持ちを込めて、あたたかいミニカップをご用意しております。」と一言添えれば、心もあたたまってもらえるでしょう。
人それぞれ好みがあるので、「あたたかいスープかホットドリンクをお選びいただけるのですが、いかがでしょうか?」と、スープ以外の選択肢もあたえられると親切ですね。
お店で実際に提供しているスープなら、「これ、おいしい!」と、今後のオーダーにつながるかもしれません。
複数のスープを用意しておけば、「次はこっちのスープを飲みにこよう」と、次回の来店につながる可能性も。
ぜひお客様の心まであたたまるサービスを、考えてみてください。
季節のイベントごとに、特別なサービスを用意しておくことも集客手段の一つです。
たとえば、正月前後であれば「お年玉クーポン」や「くじびき」として、お店で使えるクーポンや商品券を配るのも良いでしょう。
お年玉クーポンならお年玉の袋、くじびきも本物らしいデザインを採用するなど、遊び心があると盛り上がるかもしれませんね。
クリスマスの前なら、「◯円以上のお食事でプレゼント」と、お持ち帰りメニューを用意したり、次回以降使えるワンドリンク無料券を用意するのも面白いです。
定期的にイベントをおこないつつ店内やSNSに告知を流しておくことで、「また次のイベントも来ないと!」と思ってもらえるはず。
店内もイベントらしい飾り付けやBGMを忘れずに準備しておくことで、季節感を楽しめるお店として定期的に足を運んでくれる常連客が増えるかもしれません。
冬を迎える飲食店にとって壁となるのが、集客です。
「寒いし、外に出てご飯を食べるのはしんどいな…」「家に帰ってゆっくりしよう」などと考える人が多い冬は、外出のモチベーション自体が低い季節です。
そんな寒い季節のなか、わざわざ自分のお店まで足を運んでもらうことは、実は簡単ではありません。
一方で「冬だからこそ、行きたい!」と思ってもらえるお店づくりさえできてしまえば、あとはお店の存在をより多くの人に知ってもらうだけです。
ぜひ「どんなお店なら、冬に何度も足を運びたいか」を考えて、お店づくりをしてみてください。
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