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2023/10/24
感染症による入国制限が解除され、日本への訪問を待ち侘びていた外国人観光客が一気に足を運ぶようになりました。
観光スポットでは外国人観光客や留学生を目にすることも珍しくなくなり、外国人客をないがしろにしていては、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまいます。
外国人に訪ねてもらうためには、メニューを用意しておくだけでも大きな差を生むことが可能です。
▼この記事でわかること
・外国語メニューを作るとお店はどうなる?
・外国人観光客に喜んでもらえる外国語メニューの作り方
・外国語メニューを作るときの注意点とは?
今回は、外国人観光客を招くために外国語メニューを置くことで期待できるお店への影響や、外国語メニューを作る際のポイント・注意点を詳しく解説します。
日本人だけでなく、外国人からも人気の絶えないお店を目指してみてください。
目次
外国人観光客のために外国語メニューを置くと、お店の客層や営業スタイルにも影響があるはずです。
たとえば下記のようなメリットがあげられます。
①外国人の口コミが増え集客につながる
②従業員の負担が減る
③注文トラブルが減る
それぞれのポイントを、詳しく解説していきます。
外国語メニューを置くことで、外国人にとっての入店ハードルが下がり、満足度向上につながります。
外国人が外国語で口コミをしてくれることにより、ほかの外国人客の集客につながるでしょう。
日本語がまったく読めない外国人客にとって、英語表記のひとつもないメニューは暗号そのものです。
外国語メニューがあるだけで他の観光客にもすすめやすく、SNSなどでも紹介してもらいやすくなるため、自然と広告効果が生まれてくるでしょう。
外国語のメニューがない場合、外国人客が頼れるのは従業員だけです。
従業員が外国語に抵抗のない場合には、外国人客にも良い印象を与えてくれるでしょう。
でも、英語はできないと突っぱねてしまっていたら、お店の印象はガタ落ちです。
さらに、外国人客の相手をしなくてはいけないことがストレスになってしまえば、従業員の離職率にもつながるでしょう。
一方で外国語メニューを置いておけば、対応にかける時間も減り、効率的にお店が回るようになるはず。従業員の負担は当然、少ない方が良いものです。
外国語メニューがないお店でも、メニュー上に写真が充実しているお店であれば、外国人客も足を運びやすいです。
しかしメニューに説明がないことにより、「思っていた味ではなかった」「食べられない食材がたくさん使われていた」など、料理に不満を抱えるお客様が出てしまうことも。
メニューには簡単な味の説明や、特徴的な食材を記載しておくだけでも、注文トラブルが減るはずです。
外国語メニューを作るなら、下記のポイントに注意することを強くおすすめします。
①なるべく写真をそえる
②アレルギーや宗教に配慮した表示をする
③おかしな英語表記に注意する
④食べ方を正しく解説する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
説明書きだけで外国のメニューをイメージするのは、とても難易度が高いものです。
外国語メニューには、できるだけ写真や番号を添えて、注文ミスのないように準備をしましょう。
写真に英語表記の料理名を添えるだけでも、外国人のお客様にとってはかなり理解度のあがるメニューになります。
アレルギーを引き起こす食材を使っている場合には、わかりやすく記載をしてあげると親切です。
日本人にとっては常識でも、外国人にとっては「まさかこの料理にアレルギー物質が入っていると思わなかった」ともなりかねません。
さらに、宗教によっては食べられない食材が存在します。
たとえば、イスラム教であれば豚肉やお酒を摂取することができません。
ほかにも、ヒンドゥー教ではお肉やお魚のほかに、卵も食べることは許されていません。
宗教によって食べられない可能性がある食材を使用している場合には、その記載をしてあげるだけでも親切でしょう。
あるいは、そのエリアのお客様でも食べられるメニューを用意しておくことで、通ってくれるお客様が増える可能性があります。
外国語メニューを設置するのは良いですが、おかしな英語表記をしてしまうと悪目立ちしてしまうことがあります。
英語表記をするときには必ずひと調べしたり、英語のわかる人に確認をとることを強くおすすめします。
必要であれば、英語表記にしてくれるプロに依頼することも検討してみましょう。
Google翻訳を使って機械的に訳したものは、致命的な間違いをしていることがとても多いです。
写真を撮られSNS上で笑われてしまえば、お店の評判も落ちてしまいかねません。
日本人にとっては食べ方がわかって当然の料理も、外国人にとってはわからないことだらけというケースがあります。
特に、調味料を自分でつけて食べなくてはいけないタイプのものや、順番に食べていく必要があるものは、説明書きをした方が良いでしょう。
たとえば、つけそばの汁はかけるのではなく、麺を汁につけて食べるものであることを説明する必要があるでしょう。
また、薬味は最初から全て入れるのではなく、後から好きな量を入れて食べてほしいという記載をするのも、お店の味をちゃんと伝えるためには必要でしょう。
お寿司を食べるときにも、醤油はお寿司にかけて食べるものなのか、小皿に醤油を入れてお寿司を食べるものなのかがわからないことがあります。
ほかにも、小皿に入れたお醤油にお寿司をぐるぐると回転させ、醤油がしたたるまでつけてしまう外国人客は多いです。
料理の味を正しく伝えるためには、食べ方に加えてマナーもしっかり外国語表記しておく必要があります。
外国人観光客の存在は、お店の経営にとってかなり重要な要因のひとつになりえます。
もし今の経営が伸びていなかったとしても、外国人を呼び込むことで新たな風が吹くかもしれません。
せっかく外国語メニューを作るなら、外国人観光客に喜んでもらえるように工夫してみてはいかがでしょうか。
一方でもし、どうしても経営がうまくいかない場合や、立地が悪すぎて人が入ってこないなど根本的な理由で経営難に陥っているなら、外国人客の集客だけでは足りないかもしれません。
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